認める

俺は正常だって思い込むようにしてもダメだった
自己を受け入れ、認める
俺は変だし精神医学的にも精神病と診断される強迫神経症だ
２００％間違いない
治らない病気じゃないんだから死んだ気持ちになるのは出来るだけやめよう
３０歳にして初めてちゃんと治そうと思った
主に確認と動作の症状
有名人だと
確認はウーマンラッシュアワー村本、遠野なぎこ
動作はジョーイラモーンやイチロー
遠野なぎこのエピソードを読んでると自分と同じ
家を出る３時間前から確認動作に入ってマネージャーに大丈夫と言い聞かせられないと家を出れない
時間の無駄、自分でも馬鹿げているとわかっていながらもやらないと気が済まない
今は実家に帰って家族がいるから確認の方はそれでもだいぶ気が楽
動作の方は外で出てしまう
外に出て仕事をすれば動作は何倍にも増えるしそれに伴って強迫観念にかられる動作も増え、無駄な動きをしてしまう
どっちも完治させないと治ったことにはならない
車を停車する時にパーキングに入っているかとサイドブレーキが上がっているか何度も確認する動作がある
タバコの火が消えてないか不安で灰皿を持ち歩いている
いっそタバコを辞めれば一つ解決すると思い何度も辞めようとしたけど辞められなかった
病気を治したい気持ちに負ける意志の弱さがこの病気にかかる心の弱さを象徴してる

確認に関しては「俺がこの場を離れたらここには誰もいなくなる」という強迫観念にかられるのは前から分かっている
そこに誰かいてくれればタバコが消えてなかろうが水が止まってなかろうが鍵が開いてようがガスが止まってなろうが電気が点けっぱだろうが、よっぽどズボラな人間じゃない限り止めて消してくれるから大丈夫
誰もいなくなるということに強迫観念を感じる
動作に関してはどうにもならない、人目を気にしない場所ならいつまででも動作を繰り返すし確認してしまう
人目があると変な奴だってバレたくないから無理やり気持ちを抑えて隠そうとするが隠せない時はどうしても出てしまうし、変な汗をかく
治れば気にしなくていいのに
治ったら日常がどれだけ快適で美しくなるんだろう
何度そう思ったかわからない
この苦しみを味合わずに生きている人が心底羨ましいし
この苦しみと共に生きてる人に対し心底共感する
泣いたって叫んだって落ち込んだって笑ったって治らなかった
精神医学にすがるしかない
嫌だけど、糞アンチだけど
もう他に治し方わからない
身内には一番分かって欲しいのに
欲しいのはその言葉じゃない
血は争える
今ほどそう思うことはない